身体の硬い人にとって、柔軟性が付かない一番の理由は、ストレッチが痛く嫌いになり継続できないことです。
逆に、柔軟性のある人は、ストレッチが好き、柔らかくなるのが面白いだからストレッチが続く、気が付くと開脚している、勉強の時も椅子に座るよりも開脚の方が楽、だから益々柔らかくなります。
もちろん、痛みを乗り越えられる精神力があれば問題ないのですが、多くは乗り越えられません。痛みによってトラウマになってしまうこともあります。
柔軟性は、重いものを持ち上げるよりも時間が掛かります。そのため基本的な取り組みは週7日がお勧めです。お風呂上りとか疲れた時とか関係なく、とにかく気がついたらストレッチすることです。
柔らかくなる第1の条件は、ストレッチが好きになること、柔らかくなることが面白く、続けること、日常になること。
なので、痛みがあるのはストレッチが続かない原因になるためよくないのです。
身体の人の特徴は、当然ですが動く範囲が狭かったり、動くアクションが少なかったり、動くこと自体を苦手にしているケースが多くみられます。
動かないので、余計に身体は硬くなり、運動神経も鈍くなり、よりぎこちない動きになります。
なので、ストレッチの入り口はとにかく動くストレッチ。動的ストレッチやダイナミックストレッチを中心にすること取り入れること。
ストレッチで一番痛いのは、硬い部位に体重を掛けるときです。
もちろん、硬い部分に体重を掛ければやわらなくなりやすいのですが、ただ痛みが強いため拒絶状態になり、余計に筋肉はこわばります。
例えば、開脚をうつぶせになるよりも、仰向けで開脚することで体重が掛からないため痛くはなくなります。
もちろん、体重が掛からないので柔らかくはなりにくいのですが、体重負荷に代わって回数やセット数負荷を与える動的ストレッチやダイナミックストレッチを低負荷多回数多セット行うことです。
時間はかかりますが、柔らかくなる糸口がつかめます。
どのような部分がどう硬くてお悩みなのか、どれくらいストレッチしているのか、ストレッチの目的、バレエの目標などをお伺いさせていただきます。
①姿勢検査>
②柔軟性検査、筋タイトネス(筋肉の硬さ)検査、関節弛緩性検査の3つの検査をさせて頂きお身体の状態を診させて頂きます。
③日頃行っているストレッチのチェック:日頃行っているストレッチがあれば軽く実演して頂き、身体が柔らかくなるストレッチのポイントが出来ているかいないかをチェックさせて頂きます。
バレエで必須となる、つま先、甲、膝の伸びチェックさせて頂きます。
日頃行っているストレッチで身体がやわらかくなるポイントが出来ているかチェックさせていただきます。
身体の硬い部分の説明、原因の説明、今後目標を達成するための実施方針などをカウンセリングさせて頂きます。
目標を設定して日々、自主的にストレッチに取り組ましょう。
そうはいっても自主的自発的に取り組むには少し時間が掛かります。親御様がサポートしながら根気よく継続習慣化に取り組みましょう。
スポーツ科学、解剖学に則し指導致します。
週1~2回の頻度で指導を受けて頂くと効果的です。
早く柔らかくなりたい場合は、週1回以上がおすすめです。
あまり間があくと柔らかくなる機会を失ってしまいます。
早く覚えて早く自分でできるようになりましょう。
日々、バレエ教室にて選抜グループのトレーニング、ストレッチ指導などカラダ作りに関わっています。
・バレエのトレーニング指導の他、新体操選手への指導、軟体芸コントーションの出版の監修、サポーをいたしておりました。